「茶かぶきジェラート体験♪」

2月9日に茶かぶきジェラート体験を受講してくださいました。
とっても勉強熱心な方で、「日本の文化についてももっと知りたい!」とおっしゃっていただいたので、京都人についてのことも時間を延長していろいろお話させていただきました。

京都人の気質や、様々な歴史的背景があって職人としてのプライドや技術の高さが維持されていること、さらなる革新と向上の取り組み、また、人口減少の中での後継者育成問題など。
京都人ならではの様々な問題やその対策で若手(といっても30代や40代の面々です)が取り組んでいる事柄など、今までの流れやこれからのことについてもいろいろお話させていただきました。

先代までの技術や感性を受け継ぎ、継承させるための情熱。
そして自分の夢を実現させる執着心。
技術や感性は時間とお金をかければ磨くことができる。
(これが一番難しいのですが)あきらめることなく、それ持ち続ける情熱。
そして、折れることのない執着心。

私は若いころは執着心がありませんでした。
技術や感性を学び続けることは、私にとって全く苦労にはなりません。
コツコツでも時間をかければ必ず力になるからです。
(筋肉は裏切らないというのと似ている感じがします)

しかし執着心がなかったため、何度も挫折しました。
厳しい修行は時代錯誤と思ってもいましたし、私自身にもそこまでしてまで実現したいものはありませんでした。

でも、師匠であるマダムが年を取り、体力的に衰えが見え始めています。
(精神的な部分や、開発意欲は尚健在です)
そこで、私は全てを受け継ぐ覚悟を決めました。
(そのあたりのことは、関西テレビ「よ~いドン」の隣の人間国宝さんでお話させていただきました。)

私はマダムの技術の全てを受け継ぎたい。
きちんと後世に伝えることが私の役目だと思っています。
そのためにできること、今までしていなかったことも含め、いろんな可能性を探らなくてはいけない。
そんな気持ちで今は修行をしています。

その新たなる取り組みのひとつが「新 抹茶ジェラートの開発」。
今までは極秘だった開発のことを、皆さんと共に新たな取り組みとして進めてゆくために。
現在、企画を試行錯誤しながら進めております。
もうすぐお届けできると思いますので、お楽しみにお待ちくださいませ。