濃茶んマドレーヌ ワイン片手に味わいたい 大人の贅沢な楽しみ

ワイン片手に味わいたい 大人の贅沢な楽しみ
春が移ろい、京都の町が緑に包まれる。
初夏の緑は生命に満ち溢れ、まるで、 葉の一枚一枚が宝石のように輝いている。
私はこの、鮮やかな緑が大好きだ。
そのエメラルドを集めたような、色鮮やかなマドレーヌが京都にある。
それがここ、京都下鴨にあるジェラート・ベネだ。
ジェラートなのにマドレーヌ?と思う方がおられるかもしれないが、このマダム教子は、53歳でローマへ単身留学し、ヨーロ ッパのスイーツを学んできたという。
本格的なその味わいはマドレーヌだけではなく、 タルトやビスキュィなど幅広い。
私はマダムのガトーショコラが大好きなのだ。
まったりとしたチョコの味わい・・・あ、い や、今日はマドレーヌの話だった。
この鮮やかな抹茶の色合いはマダムでしか作れない。
素材は農林水産大臣賞を受賞した濃茶を贅沢に使用する。
しかし抹茶は焼き菓子にすると、その鮮やかな色合いが失われてしまう。
だからこそ、マダムはそのスピードや分量はもちろんのこと、温度や混ぜるタイミングまでを繊細に少量ずつ手作りすることで、感動的なこの緑の色合いが出来上がるのだという。
そこには素材の美味しさを最大限に引き出す工夫がちりばめられている。
「いい物を使えば美味しいのは当たり前」という言葉を耳にすることがあるが、いい物を使って最大限の工夫をしなれば、その素材が輝くことはないだろう。
しかも、その工夫は延々と改良され続けて行くというのだから頭が下がる。
抹茶やフルーツなどの素材を作られている人の思い。
そして、マダムなどの作る側の人の思い。
そして、食べる私たちの思いが重なることで、幸せのハーモニーになってゆくの だろう。
そしてそれは、ジェラートも同じ。
京都で初めてのジェラートショップを開店したマダムの思いは当初より続いており、72歳の今なお現役で作り続けられている。
もちろん、素材となる抹茶やフルーツはその年によって、また収穫時期や、産地によって、生産者によっても味わいが違ってくる。
だからこそ、手にした素材の特製を見極め、素材の持つ美味しさを最高に引き出すために、毎回レシピを考えるので同じ製法は何ひとつないのだそう。
本当に京都人というものは、どこまで人に幸せをもたらそうというのだろうか。
パクパクと食べるスイーツもいいが、じっくりとひと口ずつ味わいたい贅沢がそこにある。
大好きな本 を片手に白ワインを傾けながら、少しずつ濃茶のマドレー ヌをかじるひと時は私の宝物だ。
だからこそ、この幸せを大切な人にも贈りたいと思う。
そう。
ちょっとした 「おもたせ」に持ってゆくことで、私の株は最近少しず つではあるが上がっている・・・気がする。
残念ながら一日に30個しか作れないため、すぐに売り切れになって しまうのであるが、マダムの顔を見にお店まで出かけてゆく楽しみもあったりする。
私の宝物のためならば、むしろそれも幸せ・・・ということ だ。
こんな大人の贅沢が散りばめられている京都の街。
観光だけでなくぶらりと街を歩いてみれば、あなただけの幸せがきっとそこにあるだろう。
京都 下鴨 ジェラート・ベネ TEL:075-723-2414
【 文:亀屋嘉衛門 写真提供:ジェラート・ベネ 】
Posted by kameya kaemon
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