『ジェラートの進化』を提案

進化1. ジェラートの新たなフレーバーの開発


当初はバニラや様々なフルーツといったフレーバーしか世間にはありませんでした。
しかし、当社は『カレージェラート』を始め、お酒のあてとしてのジェラート 『牛肉のしぐれ煮』や『山椒しいたけ』、更には『フライドポテト』といった、 常識では考えられないフレーバーをお客様に提供してまいりました。
また、京野菜のジェラートにも積極的に開発に取り組み、メディアの取材を多数受けて京野菜の普及にも貢献してまいりました。

進化2. 手彫りのデザインなど、ジェラートで工芸


お干菓子を使用したお饅頭型のジェラートとして開発した『京乃暦』ですが、 その後、生花をあしらったバージョンや、フルーツをバラや蝶々のようにして あしらったバージョン、そして、手彫りのデザインを施したバージョンなど、 様々な方面へのアートをチャレンジしてきました。
単純にコーンやカップでお召し上がりいただくのではなく、新しい価値観を提案し、 味わいだけでなく、見て美しい、美味しそうなジェラートとして挑戦をしてまいりました。

進化3. 食べ方の進化

京都人は、
○目で見て
○香りを楽しんで
○舌で味わう
という3つの楽しみの他、
○公家の遊び心 
という評価基準があります。
当社のジェラートも、その4つでお客様にお楽しみいただける商品を提供できるよう 様々な工夫を凝らしております。
最も代表的なことは、ジェラートを練って食べるということです。
火にかける抹茶ジェラート
ジェラートは空気を含んでおり、それをオーバーランといいます。
オーバーランが高ければ、その分滑らかな口当たりになり、原料に対して出来上がり も増えるので、利益も向上しますが、製造時に空気が入れば入るほど、味や香りが 損なわれていってしまいます。
当社では、独自に製造時にできるだけ空気を含まない製法をしており、その分 がっしりとした重たく固いジェラートになっています。
そこで、食べる直前に練っていただくことで空気が入り、香りがふわ~っと 広がるのです。
また、ジェラートの温度が低いと、舌の感覚がマヒしてしまい、 繊細な味わいを感じ取ることができなくなります。
練ることで空気を入れるとともに、温度を上昇させることで、舌の上に ジェラートがのった時に、強烈な味わいを感じることができるのです。
さらに、ジェラートをお餅に包み込み、お餅をこねる感触を楽しんでいただく 『もちこね』や、ジェラートをコンロの火にかける『究極の濃抹茶』など食べ方にも 様々な工夫を凝らし、提案をすることでお客様のご支持を頂いてまいりました。
このように「新しい価値観を提供し続けること」が当社の一番の特徴です。