カメリアのジェラート♪

2021年12月5日

コロナ以後、新たにお店を訪れてくださったお客様。
そして、以前と変わらずに当店のジェラートをお楽しみくださっているお客様もたくさんおられます。
心から感謝しております。
本当に、本当に、ありがとうございます。
その中でも、毎年お誕生日のプレゼントとして当店をご利用くださっているお客様。
今年も同じものをご注文下さいました。
長年のお付き合いですので、昨年と同様にジェラートアートの新しいデザインを13代目 亀屋嘉右衛門は考え続けてきました。
メールマガジンもお休みをいただき、小説の更新も取りやめて、今回のデザインに集中していました。
11月のお誕生日ですので、丁度その頃に満開になる『白椿』をモチーフに数年前からずっとお作りいたしております。

今年も変わらず、椿のデザインを試行錯誤してきました。
白椿は花びらの枚数も多く、日本の椿とは少し趣が違います。
ですので、落ちている花びらの形や花の付き方などを、実際に詳しく見ながら研究しました。
内側の花びらは、一般的な花びらの形なのですが、外側になるにつれてハート型になっていたのです。
そのままの花弁の枚数を作ることはなかなか難しかったので(30枚以上もあるんです)、枚数を減らしつつも椿らしい柔らかなイメージにするように何度も何度も練習をしました。
数年前の作品はこちら。

昨年の作品はこちら。

そして、今年の新作はこちらです。


一枚一枚の花弁をジェラートで形作り、外側から順に重ねてゆきます。
そして、蕾の部分を乗せると、今度は内側から順に花びらをピンセットで丸みを持たせて立体的にしてゆきます。
ジェラートですので常温で作業をすると溶けてしまうため、冷凍庫の中で少しずつ少しずつ作ります。
製作中に自分の体温で庫内の温度が変化しないようにしたり、少し時間をおいてから削ったりと、一つ完成させるまでに2時間ほどかかりました。



仕上げには蕾の部分に金箔を乗せるので見えなくなっていますが、実際には蕾の奥まで細工をしています。
また、花びらも少しちぎれていたり、厚みが変化したりと自然の命が宿るように丁寧に仕上げました。
基本は5枚の花弁で一つの輪を作るようになっています。
最後にはマダムの指導で修正を行いました。
毎年楽しみにしてくださっているお客様の気持ちに何としてでも応えたい。
完成したジェラートにお預かりした大切なメッセージをカードにしてお送りしました。
そして商品到着後に感想のメールをいただきました。
『今年もジェラートの彫刻デザイン、本当に本当に素敵で感動いたしました!
こんなに素晴らしい彫刻をジェラートに施すことができるなんて信じられません。
そして本日、姉の元に届き、姉はそれはもう大喜びでした。
(発注前から、というか一年中この日を何より楽しみにしているのですが)
花びらが何層にもなっていた、とのこと!
本当に感動いたしておりました。
そして変わらずジェラートの味が最高!!とのことで、お陰様で今日もまた最高のお誕生日祝いとなりました。
ジェラート・ベネのみなさま、いつも最高で至福のジェラートを本当にありがとうございます。
心より感謝いたします。
ジェラート・ベネのジェラートに出会えたことを、心より感謝いたします。
いつも最高のジェラート、そして細心のお心遣いを本当にありがとうございます。
また今後とも宜しくお願いします。』
私達の方こそ、お喜びいただけましてとても嬉しいです。
心から感謝いたしております。
来年も素敵なお誕生日になりますよう、精一杯、お作りさせていただきますね。
いつも、本当にありがとうございます。