生ジェラート開発秘話 その2

ジェラート・ベネの亀屋嘉衛門です。
さすがにコロナ疲れか、経済的な危機感からか
来週あたりからイベントを行うところも出てきているようです。

お店も普段よりかなりヒマ!
お客様のために折り紙をせっせと折っていると、だんだん溜まってきて
マダムに「いい加減にしなさい!」と怒られました。トホホ

【 生ジェラート開発秘話 その2 】

今回、新たに出来上がった「生ジェラート」。
マダムと私とで違う視点から開発のアプローチをしていました。

私もお客様のために。
でも、マダムはお持ち帰りの視点からでしたが私は少し違います。

普段、お店のイートインではおまんじゅうサイズのジェラートに
手彫り工芸を施した「京乃暦」をお召し上がりいただけます。

御注文を受けてから制作するので、ちょっとお時間はかかりますが
その分、実際に手彫りしているところをご覧いただけたりするので
好評をいただいております。

その京乃暦。
冷凍庫の中で作業をしている間はいいのですが、
出来上がってお席で写真を撮られた後、召し上がっていただく最中に
わりと早く溶けてゆくんです。

できれば最後の方まで美しい状態でお召し上がりいただきたい。
そんな思いから、溶けないアイスにチャレンジをしてきました。
溶けても形が崩れない。
そんなジェラートなんです。

今までに無い製法だからこそできた新技術。
この方法を思いついたのはマダムです。
73歳にしてなお、柔軟な発想と経験に裏打ちされた技術。
私はまだまだ追いつけそうにありません。

ぜひ、一度味わってみてくださいね。